ビー玉
手を伸ばしても届かなかった。






ビー玉は庭の方へすぅっと落ちていって、直後にパキッ…と乾いた音がした。























冷やり、とした心のままそっと縁側の下を覗いて見ると、ビー玉は敷石の上で二つに割れていた。










こまかな雫と金魚の赤い体を、





きらきらとその周辺にばらまいて。

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