ビー玉
小さくノックをして、


「失礼します」


とドアを開けると夕暮れの教室の中にイスが一つと、机に腰掛ける男の人が一人。









そしてその後ろでけんちゃんが、腕を組んで窓辺に寄り掛かっていた。














簡単な質疑応答、という名の面接試験の相手は予想通りけんちゃんと、背の高いもう一人の先輩だった。












教室に入ってきたあたしを見た時、一瞬けんちゃんがその大きな瞳を見開いたような気がしたけれど。








そしてその夕陽を背にしたそのシルエットに、思わず見とれてしまったけれど――――













背の高い先輩の言葉に、ふとあたしは我に返った。






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