ビー玉
IHの予選リーグで破れたあたしたちバスケ部は、



秋の選抜に向けて今日も猛練習だ。













あの6月の夜からあたしの彼氏になった沢村先輩を、



あたしはまだ「沢村先輩」と呼んでいる。























体育館で日誌を書きながら先輩の自主練が終わるのを待っていると、





寝そべるあたしの隣りに先輩がどさっと倒れ込んでくる。







Tシャツの色が変わるくらい汗をかいて。













「あっちぃーーーー」




と苦しそうに言う先輩の体を日誌でパタパタと仰ぎながら、汗がひくまでそうして二人で寝転んで。

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