ビー玉
体育館の高い窓から見える空は、


この時間になってもまだ淡いオレンジ色だ。












二人で黙って空を見た後、そろそろ行くか、と先輩があたしの手を引いて。












抱きしめられたあの日から、あたしたちは毎日遠回りをしながら





ゆっくりと陽が沈んでいく街並みを帰っている。

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