アウトサイダー
そこで一緒にご飯をなんて誘われたけれど、初対面の人と一緒にだなんて恥ずかしくてお断りした。
というより……やっぱり誰かと話をするのは得意ではないから。
母が取り分けておいてくれた食事を持って部屋にこもると、リビングから母の楽しそうな声が聞こえてきて、なんだかうれしくなった。
「紗知」
「はーい」
食事を食べ終わって学校の宿題をしていると、私を呼んだのは母だった。
「ごめん。コウさん、酔っぱらって寝ちゃいそうなの。
ちょっと手伝って?」
その声にリビングまで行くと、コウさんを抱えるようにしている千島さんと慌てて布団を敷いている母。