アウトサイダー
「どうなんだ! 正しいだろ?」
怖くて怖くて……思わず首を縦に振ると、それでも満足しなかった父が、私の胸ぐらをつかんできた。
「や……止めて」
「なんですぐ返事しないんだ。
誰のためにこんな思いをして働いていると思ってる!
お前がいなけりゃ……」
その瞬間、頬に強い衝撃が走った。
ふと気がつくと、床に倒れ込んでいた私は、その後も背中や腹を数回蹴り飛ばされた。
母はこんな仕打ちに耐え続けてきたんだ。
私がいなければ、逃げられたかもしれないのに……。
私の、せいなんだ――。