アウトサイダー
特に名高い永沢さんは、市の大きな建物も請け負うことも多く、全く桁違いというような大きさの建物ですら、彼の手にかかれば芸術品となった。
そんな時、市の郊外にある新興住宅地のデザインの募集が行われた。
これまでとはちょっと違った思考で。
核になる大きな施設をまず作って、それに似合う住宅をデザインする。
かなり大きなプロジェクトになるため、主として活動する建築家はふたり。
それぞれ特徴を生かして、ある程度コンセプトや景観が統一された建物を分譲する。
内装はそれぞれの家庭に合わせて、変更していくのだけれど。
つまり、その住宅街そのものが、芸術品。
そんな計画。