アウトサイダー
そこで会話が途切れてしまった。
どうすることもできなくて俯いていると、太陽はしばらく車を走らせたあと駐車場に入れた。
「降りて」
「えっ……」
私が戸惑う間に、彼は勝手に歩いて行ってしまう。
慌ててあとに続くと、彼は真新しいマンションへと入っていった。
太陽は私をエレベーターに乗せると、5階のボタンを押す。
そしてエレベーターを降りると、一番東の角部屋まで行き鍵を開けた。
「太陽?」
「入って」
彼のそんな言葉に立ちすくむと、グイッと強い力で引き入れられる。
「太陽、あのっ……」
「バカだな。ホイホイ男についてくんな!」
すごく怒った彼の顔。
こんな顔、見たことがないほど。