アウトサイダー

「おーい、紗知。行くぞ?」


多くは語らない太陽。
だけど、新しい学校が不安で仕方なかった私を毎朝迎えに来てくれて、遠回りになるというのに、学校まで一緒に行ってくれた。



ここのアパートで分団がひとつあるのだけれど、誰一人としてそれで学校に行かないことも知った。

何故なら――ここがそういう施設だと周りは皆知っていて、いじめの格好の標的だからとか。

集まって歩けば目立って、余計にいじめが酷くなるからと。


暴力から逃げてきた後も、今度はそんな地獄があるなんて。



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