アウトサイダー
太陽が言っているのは、まさに昔の私たち。
あの頃、すべてのコミュニティから拒絶され、虐げられた私たち。
「紗知は、どうしたらいいと思う?」
突然私に話を振った永沢さんに、その場の誰もが驚く。
「私は……」
太陽の視線が痛い。
散々苦しみ、今でもその渦から抜け出せないでいる私が、綺麗ごとなんてとても言えない。
「そういう施設は必要なんだと思います。
だけど、それがあるから苦しい人もいます。
人は集まるとより醜いことが平気でできるようになる。
だから、私個人としては、いらない人もいると思います」
思い切って口を開くと、永沢さんが頷きながら聞いてくれる。