アウトサイダー

「仲良くすることは大切かもしれないですが、感情を押し殺してまで、すべての人と付き合う必要なんてない。
それで住むことが苦痛になるのなら、本末転倒です」


太陽の言葉に、斉藤さんと永沢さんがニヤッと笑う。


「その意見、採用しよう。いいだろ、斉藤」

「あぁ、全く異議なし。息ぴったりだな、ふたりは」

「えっ?」

「はっ?」


太陽と私の声が被ってしまう。



「俺、いいこと思いついた」


突然斉藤さんが子供の様にうれしそうな声を上げる。


「お前のいいことって、ろくなことなさそうだけど?」


永沢さんがクスクス笑う。


< 316 / 576 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop