アウトサイダー
「良くできてる。
それに、紗知がこんなにスラスラ描いたのは初めてじゃないのか?」
彼のそんな言葉で、他の建築士も覗きに来てしまった。
「あれ、紗知の今までの作品とちょっと印象が違うじゃん」
「やっ……ちょっと、あのそれは……」
うんうんと頷きながら、何人かの手を回されてしまう図面に、恥ずかしくなる。
どの人も、大きな施設を設計する一級建築士ばかりのここで、私の遊びのようなイメージスケッチなんて、恥ずかしすぎる。
先輩のインテリアコーディネーターだって、もう一人前に仕事をしているのだ。素人に近い私とは違う。
私のスケッチなんて……。