アウトサイダー

「ただ他の部屋も、そのコンセプトに合わせて設計する必要がある。
篠川くんと相談して、最高の一軒を仕上げてみろ。

ちなみに、このイメージパース、俺も斉藤も絶賛だけどな。
あとは建築士の腕の見せ所だよ、篠川くん」


普通は逆だ。
設計が仕上がって、展開図も立体図も描かれてから、イメージパースは描くものだ。


「用があったら呼んでくれ。
俺はコミュニティセンターの続きをやってるから」


チラッと私の顔を見て席を立った永沢さんに、すがるような視線を送る。

ふたりにしないで。
太陽とふたりに。



だけど、それが目的だったと言わんばかりに私の肩をポンと叩いた永沢さんは、私の視線もむなしく、出て行ってしまった。



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