アウトサイダー

「これを見て、鳥肌が立った。
気がついたらあの日、お前に会いに来ていた」

「太陽……」


なぜだか涙が零れた。


太陽は私のものなんかじゃないのに、やっぱりこの部屋には彼と私が住んでいるところしか思い浮かばない。



「俺、前にも言ったとおり、この設計を実現することを一度は断った。
だけど、紗知が一緒に手掛けるって決まって気が変わった。

これを実現したい。
そのために精いっぱいの設計をする。
手伝ってもらいたい、池森さん」


また名字に戻った呼び方が、私たちの今の距離。

彼には百合さんがいる。
そして、私は……。


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