アウトサイダー
思わずうつむいてしまう。
だって永沢さんも、私のことを……。
「って、俺に言えないか」
苦笑する永沢さんは、再びフォークを持った。
「ごめんなさい、あのっ……」
「わかってる。紗知が好きなのは篠川くんだってことくらい。
とりあえず、千島くんは別れるということでいいのか?」
わからない。
あんなに私のことを考えてくれた彬さんを、そんな風に……。
「紗知」
永沢さんらしくない強い口調で私の名を呼ぶ。
「前にも言ったと思うが、偽物の愛情はいつか破綻する。
その時、傷つくのはお前だけじゃない」
私だけじゃ……。
そうなのかもしれない。