アウトサイダー
「紗知は今でもその男のせいで逃亡生活を強いられている」
「えっ」
太陽が唖然と私を見つめる。
「紗知、まさかまた親父か?」
その言葉に小さく首を振ると、目の色を変えた太陽が私の肩を掴む。
「それなら誰なんだ。お前を傷つけたやつは。紗知!」
「彼女に触れるな。今の君にそんな資格はない。
篠川くん。君がもう関係無いというのなら、俺が彼女を守る。
これが最後通告だ。よく、考えろ」
永沢さんは私の描いたイメージパースをもう一度太陽に投げつけるように手渡す。
そのイメージパースに、私がずっと思い続けてきた感情がすべて注ぎ込まれているのをわかっているかのように。