アウトサイダー
アウトサイダー。
私はこのまま、どこにも属することなく孤独に生きていくのか……。
太陽の隣という場所だけが、私の居場所だったのに。
それすら……。
やがて太陽も諦めたのか、チャイムが鳴ることは無くなってしまった。
すぐにやってきたクリスマスも、太陽に会うことなく過ごした。
時々ベランダに出て耳を澄ましてみても、太陽の声は聞こえなかった。
きっと、バイトが忙しいのだろう。
私たちのような境遇で、まず大事なのはお金だったのかもしれない。
それがなければ、できないことが多いことも知っていた。
母がいくつかの仕事を掛け持ちしているのは、私を進学させるためだと知っていたし、食費を削るために母がしばしば食事を抜いているのも。