アウトサイダー
分かってる。
太陽が辛そうな顔をしてそれを告げた気持ちも、バイトを失うわけにはいかない経済状態も。
だけど……。
こんなに寂しいのは、あの時以来だ。
母が私を残して、飛び出したあの日――。
私は震えた。
一人って、こんなに辛いんだ。
太陽がいてくれたから、生きてこられたんだ……。
そう思ったけれど、隣にいない太陽に私は八つ当たりしたんだ。
それから数日は、太陽がうちのチャイムを鳴らしても出なかった。
「紗知、太陽君と喧嘩でもしたの?」
あんなに仲の良かった私たちが、顔も会わせないことを驚いた母が、「紗知、体調悪いみたいなの」と太陽を帰してくれたけど、私の心はその度にチクンと痛んだ。