アウトサイダー
彬さんに言われて仕事から手を引かなければならないとわかったとき、それは彼に殴られるよりも辛かった。
私のすべてが詰まったこの家は、やっぱりどうしても作りたい。
太陽と、一緒に――。
「夕方からコミュニティセンターのことで建築会社と打ち合わせだ。
それまでは時間があるから、ちょっとデートするぞ?」
「えっ?」
そう言われて連れていかれたのは、とある輸入雑貨店だった。
「ここ、斉藤が手掛けたんだ。悔しいけど、いい出来だ」
斉藤さんが作った建築物はいくつか見せてもらった。
斬新でいて、洗練されている。
そんなイメージの彼の作品の数々。