アウトサイダー
「私……あなたに再会する前から、他に付き合っている人がいたの。
その人と結婚の話も出ていて」
「あの時、スーパーで会った……」
私は小さく頷いた。
「でも、私は……」
「紗知?」
俯いた私の顔を覗き込もうとする太陽から、さらに顔をそむける。
だって……未練がましく、ずっとあなたのことをずっと思っていたなんて、恥ずかしくて。
「俺は、紗知のことを忘れたことなんて、一度もない」
きっぱりとそう言い切った彼にハッとする。
「ごめん、俺……紗知がもう手の届かないところに行ってしまったんだって、勝手に思い込んで……ずっと探してたのに」
「太陽?」