アウトサイダー
「紗知、迎えに来るのが遅くてごめん」
「ううん。来てくれて、ありがとう」
もしかしたらもう二度と会えなかったかもしれないのに、こうして抱き合っているのは奇跡のようなことだ。
再び出会えたというのに、互いのことを諦めなければならなかった苦しい日々だった。
もしかしたら、その期間が一番辛かったのかもしれない。
だけど、それを乗り越えたから、今がある。
「ケリを付ける」
「えっ?」
私を強く抱き寄せた彼は、そうつぶやく。
彬さんのことを言っているのだろう。
どうなってしまうのか、まるで予測がつかないから、怖くて震えてしまう。
だけど、太陽なら――。
私は小さく頷いた。