アウトサイダー
次の朝は彼の腕の中で目覚めた。
薄っぺらい布団一枚の夜具でも、彼がいれば上等なベッド以上だ。
「紗知、一緒に住もうか」
「うん」
ここにずっといるわけにはいかない。
たとえ彼に迷惑をかけたとしても、一緒にいたい。
太陽と一緒に一歩外にでると、まばゆいばかりの光が私たちに降り注ぐ。
一度彼の部屋によって、まず永沢事務所に送ってくれた。
そして……
「永沢さんに会いたい」
「えっ?」
そう言い出した彼に驚いたけれど、こんな時の太陽は自分の意志を曲げないのを知っている。
事務所でそっと永沢さんを呼ぶと、彼は外まできてくれた。