アウトサイダー
「ごめんなさい。私、が悪いです。許して……私が悪いの」
彬さんが私の胸ぐらをつかむと、起き上がった太陽が割って入ってくる。
「紗知に手をあげるな。紗知に触れるな!」
太陽が叫ぶと同時に、再び彬さんの拳が太陽の頬をとらえる。
彬さんはもう一度倒れた太陽を一瞥して、今度は私の首に手を伸ばして……。
「もう、殺して」
太陽が傷つくくらいなら、もう死んでしまいたい。
だけど、あなたのところには戻らない。
「紗知!」
彬さんにドンと体当たりした太陽が、倒れ込んだ私の上に覆い被さる。
「お前を死なせるもんか。死ぬなんて言うな」
太陽は強い口調でそう言いながら、私を抱き寄せた。