アウトサイダー
それきりすっぽりと記憶が途絶えている。
気が付くと、真っ白な天井が目に入る。
あっ……太陽!
慌てて飛び起きると、ブーンと消毒の匂いがした。
「まだ駄目だ。寝てろ」
私の顔を覗き込んだのは、永沢さんだった。
「永沢さん、太陽……」
「大丈夫だ。ちょっと骨をやっちまって、麻酔が効いているから別の部屋で休んでいる。
だけど、ピンピンしてるから心配するな」
「いやっ、私……」
「落ち着け、紗知。お前だって傷ついている」
そんなことない。
全部太陽が被ってくれたから。
もしも私がついて行ったりしなければ、太陽はこんなことには……。
私のせいでまた太陽が……。