アウトサイダー
「イヤだよ、太陽」
私がそう泣きつくと、太陽は弱々しく笑う。
「俺は生きてるぞ?」
「でも……」
「ごめんな。辛い思いさせたな」
そんな……私なんて太陽に比べたら……。
「泣くなよ。俺、お前の涙に弱いんだ」
ベッドに頭を乗せてむせび泣く私を、太陽の大きな手がゆっくり撫でる。
「だって太陽が……」
「紗知が手に入るならこれくらいの痛手、軽いもんだ」
辛いのか、彼はまた目を閉じる。
「ごめんね、太陽」
「紗知、やっぱりちょっと痛いや。手、握っててくれるか?」
「うん」
彼の大きな手をギュッと握りしめると、握り返してくれる。
握っていてほしいのは私の方だ。
いや、もしかしたらそれもわかっていて、太陽はそんなことを……。