アウトサイダー
「斉藤も俺も四方手を尽くして、やっと昔の仲間からの情報で池森紗知の名前を聞きつけて飛んできた。
紗知はきっと建築の仕事にかかわっているに違いないって言ったのも、篠川くんなんだ。
紗知のこと、本当によくわかってるんだな」
そう。
太陽は私自身より私を知っているのかもしれない。
私が目を背けてきた弱い部分も、過去の深い傷に飲み込まれたまま這い上がれない辛さも、全部知ったうえで私を包み込んでくれている。
それはきっと、太陽自身が背負ってきたものを克服してきたからだ。
今に至る過程の辛さを、きっと一番知っているのは、太陽なんだ。
そうして身に着けた強さで、私を守ってくれているのだ。