アウトサイダー
どうしてここで笑っているのか。
私が本当の事を話したら、彼女たちも私を排除するんだろうか。
虐待を受けて育った子に良い子なんているはずがない。
きっと父親と同じように、暴力的な子に育つに違いない。
ずっとそう後ろ指をさされてきた私には、誰も信じられなくなっていた。
ただひとり、太陽を除いて。
「送ってくよ」
「えっ、いいよ」
「俺も、こっちだし」
そう言う彼と、初めて肩を並べて歩いた。