* pain *
そのもどかしさや二度目の別れのシーンはあたしの涙腺をこれでもかというほど刺激して、




次から次へと涙が溢れて止まらなかった。






昔からあたしは、恋愛映画を見るとどうしても




自分を重ねてしまう癖があるのだ。










映画がとうに終わってもぐすぐすと泣きやまないあたしの頭を京ちゃんは優しく撫でながら、






「俺が先に死んでしまったら、

咲希は今みたいに泣いてくれるのかな」






と、少し真面目な顔をして呟いた。






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