* pain *
「そりゃあ、泣くよ。


今の100倍、1000倍は泣くよ」






体の水分を全部、

使い切っちゃうくらい。











「咲希は泣き虫だもんなぁ」






「うん。

いつも泣かされる。



…京ちゃんにね」






「はは、ごめん」






「でも、

あたしがこうして泣いてたら



京ちゃんも幽霊になって会いに来てくれる?」






そう呟いたあたしの言葉を聞いて、


驚いた京ちゃんがゆっくりと、目を細めて優しく笑う。






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