金色のネコは海を泳ぐ
――主役2人の簡単な挨拶と、校長や他の先生方が何人か祝辞を述べて始まったパーティ。ステージでの余興を見ながらの立食形式で、主役の2人は生徒たちに囲まれて楽しそうだ。
「ルーチェ、あーんする?」
「しないよ」
ジュストは相変わらずルーチェのそばを離れることなく、ルーチェにちょっかいを出してくる。
ルーチェは自分のお皿に持ったリゾットをパクリと食べた。ジュストもそれを真似るようにスプーンを口に運ぶ。
「これ、おいしいね。ルーチェも好き?どうやって作るんだろう?」
ジュストはゆっくりと味わいながら「うーん」と唸って考え込んでいる。
どうやら婿修業として始めた料理に本格的にハマッたようで、最近ではかなりレパートリーも増えて凝った料理も作るようになってきたのだ。
そんなジュストを横目で見ながら、ルーチェは会場を見渡した。卒業生もいるため、かなり人数が多い。見知った顔もチラホラと……
だが、周囲の者は隅っこでのんびり食事をしている2人には気づくこともなく、ルーチェは内心ホッとしていた。
ジュストのことをどう説明したらいいか難しいところだと思うし、何よりジュスト本人が“ルーチェの婿”という地位を譲ろうとしないので、大変なのだ。
それは受付で証明されている。
「ルーチェ、あーんする?」
「しないよ」
ジュストは相変わらずルーチェのそばを離れることなく、ルーチェにちょっかいを出してくる。
ルーチェは自分のお皿に持ったリゾットをパクリと食べた。ジュストもそれを真似るようにスプーンを口に運ぶ。
「これ、おいしいね。ルーチェも好き?どうやって作るんだろう?」
ジュストはゆっくりと味わいながら「うーん」と唸って考え込んでいる。
どうやら婿修業として始めた料理に本格的にハマッたようで、最近ではかなりレパートリーも増えて凝った料理も作るようになってきたのだ。
そんなジュストを横目で見ながら、ルーチェは会場を見渡した。卒業生もいるため、かなり人数が多い。見知った顔もチラホラと……
だが、周囲の者は隅っこでのんびり食事をしている2人には気づくこともなく、ルーチェは内心ホッとしていた。
ジュストのことをどう説明したらいいか難しいところだと思うし、何よりジュスト本人が“ルーチェの婿”という地位を譲ろうとしないので、大変なのだ。
それは受付で証明されている。