かわいい王子VS鈍感な姫
「謝る必要はないが…本当に大丈夫か?」
「はい!大丈夫です!みなさんは練習再開してください!」
俺なんかのために練習時間を削ってほしくはなかった。
「そうだな。みんな!さっきの練習を再開してくれ!」
「「はい!」」
みんなさっきしていた練習を再開した。
こんな怪我しなかったら…俺も練習できたのに…。
そう思いながら練習を見ていると、加賀先輩が俺のもとに来た。
加賀先輩は新しく部長になった先輩で、この間の試合ではレギュラーの1人だった。
「七海、歩けるか?」
先輩の言葉を聞き、俺は歩けるか確かめるため立ち上がった。
少し時間が経ったからか、ひきずりながらも歩けるくらいにまでになっていた。
「歩けます。」
「…七海、そんなにひどくないとは思うが今日は帰れ。一応、病院行っとけよ。」
病院か…。
念の為行って湿布とかもらっておいたほうがいいよな。
「はい。じゃあ…お先に失礼します。」
俺は先輩のお言葉に甘えて早退することにした。