かわいい王子VS鈍感な姫
俺ってこんなに体力なかったっけ…。
まだこんだけしか歩いてないのに、汗はかなり出ているし息も少しきれている。
「はぁ~…」
家に着けるかな…。
保険証とかも家だから、家に帰らないと病院にも行けない。
あと…あと5分したら、歩こう…。
俺はそう決意した。
「…七海!」
「…ななちゃん!」
…え?
下を向いていた俺は反射的に顔をあげた。
「…良平…郁…。」
2人とも…なんでここに…?
まだ部活は終わってないはずだよな…?
バタバタッ━
良平と郁は俺が座っているベンチまで駆け寄ってきた。