out of control ***ハァトがゆうこときかないの。【執筆中】
きゃはははは!
また何かとても愉快そうに笑うセイちゃんの声を背中で聞きながら、
私は一瞬、カオル君の目をじっと見たまま固まってしまった。
「セイからまだ聞いてない?俺、施設育ちなんだ」
柔らかく微笑む。口にした言葉と、ちっともそぐわない表情。
「あ…」
そういえば、そうだった。「ううん。こないだセイちゃんから聞いた。けど…」
自分の本当の年齢も知らないなんて、そこまでは聞かなかった。
「チビの頃に、捨てられてたらしくて。1歳かそんくらいじゃない?
よく知らないけど。最初は迷子扱いだったんだけど親が見つからなくて
施設に入れられたんだって」
淡々と話す。伏せたまつげが細かく揺れて、私の胸を震わせる。
「んでも、物心ついた頃にはその生活が当たり前だったから別に…」
「わあああああーー!!カオルーーーうううう!!!」
突然、背後からテツ君がカオル君に抱きついた。
「うわ、なんだよテツ!!気持ち悪ぃな、抱きつくな!!」
「カオル~ 俺、なんでダメなんだ?すげー頑張ってんのに、なんでアイツらに
いっつもバカにされるんだよ?」
「知らねーよ。オマエが頑張ってんのは、ここに住んでるヤツはみんな知ってるよ。泣くな!」
私が不思議そうにそのやり取りを聞いていたら、沙織ちゃんが寄ってきた。
そして相変わらずヨレヨレの筆跡で
『テツさん、面接ダメだったんです』と書き、私を驚かせた。
また何かとても愉快そうに笑うセイちゃんの声を背中で聞きながら、
私は一瞬、カオル君の目をじっと見たまま固まってしまった。
「セイからまだ聞いてない?俺、施設育ちなんだ」
柔らかく微笑む。口にした言葉と、ちっともそぐわない表情。
「あ…」
そういえば、そうだった。「ううん。こないだセイちゃんから聞いた。けど…」
自分の本当の年齢も知らないなんて、そこまでは聞かなかった。
「チビの頃に、捨てられてたらしくて。1歳かそんくらいじゃない?
よく知らないけど。最初は迷子扱いだったんだけど親が見つからなくて
施設に入れられたんだって」
淡々と話す。伏せたまつげが細かく揺れて、私の胸を震わせる。
「んでも、物心ついた頃にはその生活が当たり前だったから別に…」
「わあああああーー!!カオルーーーうううう!!!」
突然、背後からテツ君がカオル君に抱きついた。
「うわ、なんだよテツ!!気持ち悪ぃな、抱きつくな!!」
「カオル~ 俺、なんでダメなんだ?すげー頑張ってんのに、なんでアイツらに
いっつもバカにされるんだよ?」
「知らねーよ。オマエが頑張ってんのは、ここに住んでるヤツはみんな知ってるよ。泣くな!」
私が不思議そうにそのやり取りを聞いていたら、沙織ちゃんが寄ってきた。
そして相変わらずヨレヨレの筆跡で
『テツさん、面接ダメだったんです』と書き、私を驚かせた。