君のために


「だけど平野さんは違った、俺を普通のクラスメイトとして見てくれた」




「今は違うんだよ!!」




私は木下を突き飛ばして走った



どこに行くわけでもない




「あれ?君1人?可哀想…僕たちと遊ばない?」




3人の大きな男の人…



これはヤバイ!!




逃げようと思った瞬間腕をその人たちに捕まれた



「離してよ!!」



「やーだよー」




ケラケラ笑うこの人たちは私をどうするつもりだろう?




「…平野さん!?、おい、離せよ」



「木下?!」




息の切らした木下は私を引っ張って木下の後ろに立たせた



「おらっ!!そこ何やっとんじゃ!!!」



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