時を越えて~タラシ女子と新撰組~






『んじゃあーちょっと休憩!!』





「「「「はい!!」」」」





隊士たちに休憩の指示を出し、私は顔を洗うために井戸へと向かった。





あー、暑い。





火照る体に、手で風を送る。といっても、あまり意味は無いのだが





『朝から、隊士の人たち元気だな……私はもうバテバテだってのー』





「へぇ、僕にはそうは見えないけどな」





背後から急に声が聞こえ、全身がゾワリッと凍えた。





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