時を越えて~タラシ女子と新撰組~





「……あ。おいしい」




まずはじめに感想を言ったのは沖田さんだった。





『ほら!美味しいでしょ??』




沖田さんの感想にホッとしながら、笑顔を向けた。





よかった。口にあったみたい。





「うん!これすごく美味しいね!」





沖田さんは子供のようにあどけなく笑った。その笑顔に不覚にもキュンッとしてしまった。




なんちゅう笑顔を向けるんだあなたは!!





「確かに見た目に反してうめーな」





「はい。そうですね……このような甘味があるとは」





土方さんと斎藤さんからも美味しいという感想をもらった。私が作ったわけでもないのに嬉しくて笑顔がこぼれた。





< 62 / 384 >

この作品をシェア

pagetop