年下の彼は、生意気くん!


え、私、今どんな体勢?

床と南原に挟まれるよね?


お、押し倒されたの!?


「な、なんば……ら…」


南原に強く言おうとしたが、思ったより顔が近くて驚いた。

「…南原じゃなくて?」

「………け、圭っ」

「ん、」


あれ、名前呼んだのに体勢が戻らない。

しかも、さっきより顔が近くなって──…。



あ、え……今唇、触れた?

キス、だよね?



「あー…我慢出来なくなってきた」

「え?」


また、軽くキスをされた。
それは、角度を変えて何回も。

でも、次は、違った。

口の中に何かが忍び込んできた。
それは、考えなくても直ぐに分かった。





< 37 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop