闇夜に真紅の薔薇の咲く
冷たい冷気が頬を撫で、朔夜はみじろぎをすると瞼を押し上げる。
上空には、冴え冴えと光る満月が光っていた。
あたりにちりばめられた星が満月を引き立てて、まるで絵画を見ているようだ。
しばらく夜空に見惚れていると、ふととある疑問が彼女の陶中に湧き上がる。
……自分は、いつの間に眠ってしまっていたのだろうか。
彼女が学校を出た時にはまだ明るかった。
耳鳴りがして、思わず蹲ってしまった時も……。
空が見えると言うことは、結局誰もあそこの道を通らなかったのか。
そこまで考えた時、不意にがさりと上空から物音が聞こえてそちらに視線をやると、カラスが鳴き声をあげて空へと羽ばたく。
擦れる枝の音を聞きながら、朔夜は目を見開いた。
「……ここ、どこ?」
こんな場所、自分は知らない。
朔夜は改めてあたりを見回し、ますます混乱する。
鬱そうと茂る木々。恐らく何年も手入れされていないだろうここは、草花が伸びたいがままに伸び、朔夜と同じ高さぐらいの草も何本かあった。
彼女が今まで横たわっていた場所は開けた場所らしく、雑草も何も見当たらない。
不安と恐怖が彼女の陶中に満ちる。
何故自分はこんな場所にいるのか。
どうやってこの場所に来たのか。
ここはどこなのか。
彼女の頭の中は疑問でいっぱいで、頭を思いっきりかきむしりたくなる衝動を何とかこらえて唇を噛んだ。
上空には、冴え冴えと光る満月が光っていた。
あたりにちりばめられた星が満月を引き立てて、まるで絵画を見ているようだ。
しばらく夜空に見惚れていると、ふととある疑問が彼女の陶中に湧き上がる。
……自分は、いつの間に眠ってしまっていたのだろうか。
彼女が学校を出た時にはまだ明るかった。
耳鳴りがして、思わず蹲ってしまった時も……。
空が見えると言うことは、結局誰もあそこの道を通らなかったのか。
そこまで考えた時、不意にがさりと上空から物音が聞こえてそちらに視線をやると、カラスが鳴き声をあげて空へと羽ばたく。
擦れる枝の音を聞きながら、朔夜は目を見開いた。
「……ここ、どこ?」
こんな場所、自分は知らない。
朔夜は改めてあたりを見回し、ますます混乱する。
鬱そうと茂る木々。恐らく何年も手入れされていないだろうここは、草花が伸びたいがままに伸び、朔夜と同じ高さぐらいの草も何本かあった。
彼女が今まで横たわっていた場所は開けた場所らしく、雑草も何も見当たらない。
不安と恐怖が彼女の陶中に満ちる。
何故自分はこんな場所にいるのか。
どうやってこの場所に来たのか。
ここはどこなのか。
彼女の頭の中は疑問でいっぱいで、頭を思いっきりかきむしりたくなる衝動を何とかこらえて唇を噛んだ。