闇夜に真紅の薔薇の咲く
その仕草に不覚にもどきりとして、朔夜はぱちぱちと目を瞬く。
思わず自分の胸元を抑え、小首をかしげた彼女だったがつんつんと肩をつつかれ振りかえる。
そこにはニヤついた表情の陽雫と、羨ましげな視線を送ってくる麗がおり朔夜は不思議そうに首を傾けた。
「どうしたの?」
「どうしたの? じゃないよー。大胆だね。お二人さん」
「良いなー。朔夜ばっかりずるい」
「……麗もこけたふりして黒崎に絡みつけばいいじゃん!」
「絡みつくって……アンタね」
呆れたようにため息をつく麗たちを数秒見つめ、朔夜は頭上を見上げた。
間近に、ノアールの表情がある。彼も不思議そうな表情をしており、今度は何を思ってか自分の手の場所に視線をやり朔夜ははっとして目を丸くする。
ノアールの腕の中にすっぽりと収まっている自分。
今まで全く意識していなかったが、朔夜は彼のシャツをぎゅっと握りしめており見ようによっては抱き合っているようには見えまいか。
握りしめていた彼のシャツをぱっと離し、急いで身体を離すと頭を下げる。
「す、すいません!」
思わず自分の胸元を抑え、小首をかしげた彼女だったがつんつんと肩をつつかれ振りかえる。
そこにはニヤついた表情の陽雫と、羨ましげな視線を送ってくる麗がおり朔夜は不思議そうに首を傾けた。
「どうしたの?」
「どうしたの? じゃないよー。大胆だね。お二人さん」
「良いなー。朔夜ばっかりずるい」
「……麗もこけたふりして黒崎に絡みつけばいいじゃん!」
「絡みつくって……アンタね」
呆れたようにため息をつく麗たちを数秒見つめ、朔夜は頭上を見上げた。
間近に、ノアールの表情がある。彼も不思議そうな表情をしており、今度は何を思ってか自分の手の場所に視線をやり朔夜ははっとして目を丸くする。
ノアールの腕の中にすっぽりと収まっている自分。
今まで全く意識していなかったが、朔夜は彼のシャツをぎゅっと握りしめており見ようによっては抱き合っているようには見えまいか。
握りしめていた彼のシャツをぱっと離し、急いで身体を離すと頭を下げる。
「す、すいません!」