ハニィ*sweet*ボイス
その日は帰ってシチューの試作品を作った。



おいしくできたので、明日は日浦の家で作るんだ。



修学旅行の前の日みたいなワクワクが支配した夜は、やっぱりあんまり眠れなくて。



遅刻して学校に向かい、上の空で受けた授業が終われば、スーパーに急ぐ!!



緊張しながら入った日浦の部屋。



リビングには脱ぎ捨てられた部屋着と、ソファーの上に毛布。



ソファーで寝たんだろうなぁ…。



だから疲れもとれないんじゃん。



拾い上げた部屋着を畳み、毛布と一緒にソファーにおいといた。



さて、ご飯を作りますか!!



自分がこんなに乙女だなんて気づきもしなかったよ。



好きな人のために料理をして、そのためにのばしてた爪まで切って。



おいしいって、いってくれるといいなぁ…。



完成しても帰ってこない日浦を待ち、テレビを見ていたら眠くなってきて…。



こんなんだったら授業中に寝とけばよかったなぁ~…。



そのまま毛布に埋もれて目を閉じた。


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