ハニィ*sweet*ボイス
なかなか眠れなくて。



だけど気づけば朝だった。



一緒に寝たはずの日浦の姿が隣にない。



ムクッと起き上がり、視界に入った床の上。



「床で寝たの!?」



日浦が爆睡中。



唯一の毛布もかけず、ソファーの下で。



「起きてよ!!」

「んだよ…」

「何でそんなとこで寝てんの…?」

「覚えてねぇ…。寒っ!!」

「バカじゃん!!」



毛布を渡したらソファーに上がった日浦の隣。



寝起きでもドキドキする。



「おはよう、流」



なんて、わざとらしく耳元でスイートボイス!!



鼻血が出そうなくらい顔が熱くなって、体に力が入らなくて。



パタッとソファーに横になった。



「おもしれ~」

「からかわないでください…。その声、本当にダメなの…」

「変なヤツ。なにがいいのかわかんね」

「って!!何で隣に寝るの!?」

「いちいちうるせぇな。マジで飽きねぇよ、その反応」



期待なんかしちゃダメなの。



片思いもイヤ。



だけど、笑ってくれたから、もうなんだっていい…。



< 33 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop