俺様王子と秘密の契約〜幼なじみは婚約者?!〜
さっきまでモヤモヤ考えてたはずなのに。
明日から住むところがどんなところなのかと思うとワクワクしている私。
自分で言うのも変だけど、我ながら単純だと思う。
「あッ!!でも…千隼くんもいるんだった」
2人で暮らすこと……忘れかけてた!
今までもお互いに家には一人だったし、朝は毎日起こしに行ってたけど、いざ2人きりになると意識してしまう。
そもそも、千隼くんがキスなんかするから………
なんで…キスしたんだろう?
幼なじみの冴えない私に。
「んー…考えること多すぎてわかんないや!まーいいよね」
荷物を大体まとめ終わり、ベッドに寝転がる。
今日はいろんなことがありすぎたなー…。
さすがに…疲れたかも。
瞼を閉じるとすぐに睡魔が襲ってくる。
明日は引っ越しだし……
ちょっと寝ちゃおう。
思っていた以上に疲れていたらしく、数分もしないうちに夢の中に落ちていった。