イケメンSPに守られることになったんですが。
「①射撃の必要がある可能性があり、拳銃を構えたとき。
②どうしても表に出せとリョウが騒いで、俺が負けたとき。
③俺が疲れて、リョウに表に出て欲しいと頼んだとき。
基本的には、この3つの場合です。
②はそうそうありませんが、警護中は①と③がたまに有り得ます」
「へえ……」
「①は情けないんですが、他人に攻撃を加えようとすると、どうしてもリョウが出てきてしまうんです。
③は基本的にSPは24時間勤務で、交代の間に風呂だの着替えだの済ませる必要があるので、あまり眠れないんです。
これは警護に支障が出るなと思われた場合、俺は意識だけ休めることができます。
その間、リョウが表に出て、警護をします」
ええー、何それ超便利じゃん!
SPの中でも俺は楽をしてるって、そういう意味だったのね。
「でもそれじゃ、身体が休まりませんね……」
「大丈夫です。訓練されてますし、SPはそういう職業ですから。
じっとしてるだけでも、だいぶ違います」
今みたいにね、と高浜さんは微笑んだ。