わたくし、政略結婚いたします!?
どこに行くんだろう、とぼんやりその動作を見ていると、皿を持つ手とは逆の手でグイッと手を掴まれた。
「えっ!?」
いきなり何!?
戸惑ってレナルドを見るが、そのまま引っ張られるままに書斎から廊下に出る。
レナルドは、廊下を歩いていたメイドに自室にお茶の用意をするように言って、再び歩き出した。
「ちょっと、レナルド?」
私は訳が分からないまま、手を引かれるままにレナルドについていくしかなくて。
レナルドの自室に着いてようやく、私を掴んでいた手が離された。
「ちょっと、なんなの?」
「せっかくだから一緒に食え」
ドカッ、と椅子に座って、レナルドはそう言う。
そこに座れ、と向かいの椅子を視線で訴えられて、私は戸惑いつつも腰を下ろした。
「話聞いてた?私はさっきメグと食べたんだってば」
「じゃあ茶でも飲んどけ」