わたくし、政略結婚いたします!?
私の手首を捕まえたままの男──、レナルドの碧色の瞳が鋭く私を捕らえた。
あぁ。
「……わかったわ」
こう言う他、私には本当に選択肢なんか残されていないじゃないか。
…いつか、死を選ばなかった事を後悔するだろうか?
「ただし、本当に母の葬儀はきちんとやって」
…いや。
私は絶対、後悔なんかしない。
自分で選んだ道だ。
私がこれから幸せになれなかったとしても。
母をきちんと見送ってあげられる。
それが、最後の親孝行になるはずだから。
「……もちろんです、アリア様」
ずん、とエディの声が心に響く。
その言葉で、私がこの男と結婚することが決まったのだ。