わたくし、政略結婚いたします!?

ふと、腕の力が弱まって、まっすぐ私を見るレナルドの顔がゆっくり近づいてきて、私は自然に目を閉じた。


温かく触れた唇から、身体中が熱に侵されていくようだった。



「きゃ……」



長いキスの後、ふわりと身体が浮いて思わず声を上げる。


気付けば軽々と横抱きにされて、何だか頭が混乱しているうちに、柔らかくベッドに身体が落とされた。



「レナル…っん…!」



彼を呼んだ声は、噛みつくようなキスに塞がれて行き場を失う。


さっきとは比べ物にならない、乱暴とさえ感じる激しいキスに、私は酸素を求めて不器用に息を継ぐ。



「ひゃっ」



熱いキスに翻弄され、そして唇から首筋に移動してきたキスに、自分が恥ずかしくなるような声が出た。


びっくりして、顔が熱くなる。


だけど、やめて、なんて言えなくて。


鎖骨のあたりに口づけられて、くすぐったさに小さく身体が跳ねた。

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