わたくし、政略結婚いたします!?
「……だから、あまり余裕がない。……優しくできなかったら、悪い」
「いい」
思うより先に言葉が出た。
レナルドが驚いたような表情を浮かべる。
「いいわ。……大丈夫」
「アリア」
「大丈夫よ」
本当は、痛いのは怖い。
これから自分がどうなってしまうのか分からなくて、怖い。
だけど、そんな不安はちっぽけなものだ。
だって、レナルドが私のことを好きだって言ってくれた。
それだけで、きっと全部大丈夫になる。
心から、そう思うから。
だから。