わたくし、政略結婚いたします!?
「……あなたの好きにしていいのよ」
ゴクリと、レナルドの喉が唾を呑み下したのが見えた。
「……あなたのものに、してください」
言い終わるより先に。
唇が再び重ねられて。
私は温かくて力強い体温を、体中で受け止めた。
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「…………」
カーテンの隙間から差し込んでくる微かな朝日に目が覚めて、私はゆっくりと何度か瞬きをした。
なんだか身体が重い。
なんとなしに横を見ると視界に綺麗な顔が飛び込んできて、驚いて思わず叫びそうになった。