わたくし、政略結婚いたします!?


「大丈夫ですよ!皆さん驚かれますよ、こんな美味しいお菓子を作れる奥方様だなんて」


「そんな」



メグはいつだって優しい。


その優しさに、今日も励まされる。


レナルドと両想いだって報告したときのメグの喜びようったらなかったし。


本当に嬉し泣きしてるものだから、私のほうがびっくりしちゃった。



「わあ、美味しそうだね」


「!!」



不意に厨房の入り口から穏やかな声が聞こえて、驚いてそちらに視線を向ける。


「やあ。結婚おめでとう」


「……ウィル」



相変わらずの貼り付けたような笑顔をしたウィル。


どういうつもりで……。

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