わたくし、政略結婚いたします!?


「……あなたを嫌いだなんて、そんなことは申しておりません。私はただアリア様をお守りしたいだけです」


「僕はアリア嬢を傷付けると?」


「あなたが何をしたいのか、私にはわかりませんから。

現に、徒に(いたずらに)アリア様とレナルド様の過去を暴いたじゃないですか。

それでどれだけアリア様が苦しんだか。

あなたが言うべきじゃなかったんです。旦那様はきちんとアリア様に打ち明けるつもりだったんですから」


いつものメグからは想像できないような冷たい声に、私は思わずメグを見ていた。

メグの表情は、声と同じように冷え切っていた。


……ううん。


冷たいけど。


心の底から、ウィルのことを軽蔑して、嫌ってるように見えるけど。



……どこか、つらそうに見えた。



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